美輝の日記

転職や移住しての生活。日々の雑記です。

恥を捨てることが前進につながる

転職して1ヶ月あまり経ちました。

目指すべき方向性、世界はあるものの、仕事内容が明確に定まっているわけではなく、ゴールに向けてどう動いていくべきかを考え、実践することになります。

あらかじめ想像はしていたものの、このような仕事は今まであまりしてきておらず、どうしたものかと感じています。社会人1年目などであれば、分からないことを当たり前のように質問できたはずが、一定の年数を社会人として働いてきたからには自分で考えなければとひとり抱え込みそうになります。

でも、現実としてひとりで考えても先に進まないわけで、恥を承知で周囲の仲間に相談することで、自分がやるべきことや糸口が見えてきます。

 

そんなことを思っていたら、学生時代にアメリカの大学に交換留学していたときのことを思い出しました。そこで私は勉強することにすごく苦労したのです。

日本の大学では普段の授業を真面目に受けていれさえすれば、課題等もほとんどなく、試験を受けて単位を取れていました。ところが、留学先の大学はそんな優しい世界ではありませんでした。ほとんどの授業で毎回課題が出されました。教科書を数十ページ読む、ショートエッセイ、アメリカ大統領選の候補者演説を見て対比して考えるなど。毎日授業後に勉強して試験直前も遅くまで勉強するような環境でした。

アメリカ人の学生はグループで勉強したり、同じ日本人の交換留学生でも自分でうまく勉強できている方もいました。ですが、私はどうやったらいいのか分からないまま自分で勉強するしかありませんでした。

そのため、成績は芳しくなく、やる気がないのではと思われていたかもしれません。留学先の留学生サポート職員との面談もありました。ただ、上手く相談することができませんでした。

 

私は「勉強の仕方が分からない」ということを知られるのが恥ずかしかったのです。

 

最近の職場での経験から、当時、正直にそのことを話していたら、現地での学びがもっと有意義なものになっていたのではと思いました。

 

自分が恥だと感じても、周囲の人は実はなんとも思っていないかもしれません。それでもどう思われるか気になったとしても、見たい未来があるのなら、恥を恐れずに仲間を頼って相談して行きたいと思いました。

 

声にしてきちんと伝えること。ひとりで解決しようとしないこと。そんなことを大切にしていきたいです。