美輝の日記

転職や移住しての生活、日々の雑記です。北海道のどこかの町で。

洗練された田舎

元々は東京で生まれ、それ以外でも人口数十万人の地方都市で育ち、暮らしてきましたが、今は人口数千人の町で暮らしています。

 

小さい頃の私にとっては、東京のほうが進んでいる、洗練されているといった考えがどこかあった気がします。(元々、親が東京出身というのもあるかもしれません。)

親の転勤で一時期地方に住んでいたときには、親の実家(東京)に行って帰ってきたときには、夜が暗くて寂れていると感じることもありました。

 

ですが、今は逆に感じるようになりました。

 

田舎のほうが進んでいて、洗練されているのではないかと。

 

もちろん東京にいると、頻繁に新しい建物や施設のオープンを見かけたりします。ですが、私にとっては物も情報も多すぎて混沌としているようにも感じてしまいます。無意識のうちに視覚から情報が入ってきて、消費を煽られるようで疲れてしまいます。ある程度年齢を重ねたのもあるかもしれません。

 

今暮らしている町は買い物できる場所、飲食店は限られています。でも、だからこそ不必要に迷うことがなくなりました。新しいお店や施設はないですが、長くそこにある美しい田畑や森林があります。

 

北海道に来てからは、事業主の方とも知り合うようになり、一次産業だったり、自らの手で生産するということへの尊敬を抱くようになりました。

 

東京時代からの仕事の変化や年齢もあるため、単純に都市と田舎を比較する話ではないかと思います。

ですが、私にとって田舎には不必要なものが削ぎ落とされたシンプルな生活があると感じています。