美輝の日記

転職や移住しての生活。日々の雑記です。

ずっとこのまま続きはしないという感覚がもたらすもの

私には今の生活がずっとこのまま続きはしないという感覚があります。

東京で生まれたものの、小さい頃は親の仕事の関係で関西圏で引っ越しを繰り返していました。そのため小学生の頃には「次はいつ引っ越すのかしら」「今の場所での生活はあと1~2年かな」などと考えていました。

就職してからは多くの会社と同様、数年おきに部署異動がありました。私が働いていた職場では、早いと1年で異動することもありました。基本的には1週間前の内示のため、納得いくまで仕事ができず悔しく感じることもあれば、引継ぎをスムーズにできなくて申し訳なく思うこともありました。

これだけだとネガティブに聞こえるかもしれませんが、こうした経験があったからこそ、今できることは何かを普段から意識するようになりました。いつか終わりが来ると思うから前もって準備して動かなくては、と思うようになりました。

親都合での引っ越しや部署異動は半ば強制的なものですが、もちろんそれに反発したり従わずに生きていくこともできたでしょう。むしろそれに合わせているという点では少々他律的ともいえるかもしれません。ですが生きていると、突然交通事故に遭ったり、災害に見舞われたりどうしても自分の力ではどうにもならないことがあります。

もしくは今の仕事よりももっとやりたいことが出てくるかもしれません。そうしたときにも、今の仕事を納得いくまでやったという実感が堂々とその道に進むことを後押ししてくれるのではと思っています。

「ずっとこのまま続きはしない」なんていうとネガティブな印象を与えるかもしれません。ですが私にとってはその感覚が、今を大切に生きなくてはと思わせてくれます。